大原則としてカテーテルが当たっているところしか電位は見れません。心内電位はカテーテルが当たっている部位の電位を見ますが、その他は想像して補完したり、もしくは新たにカテーテルを当てる必要があります。
なんだか当たり前の事を言ってますけど…
そうなんですけどね…
なので、カテーテルを置いておく場所は症例によってほぼ決まります。不要な場所におかずに見たいところに置いているので
極端に言うなら心房頻拍なのに右心室と左心室とかに、カテーテルを置かないと言う事ですかね
そうですね。
それと心房細動の治療で置くカテーテルの種類と配置は、発作性上室性頻拍の時では大きく異なります。
発作性上・・・!?カテーテルの種類・・・
大体の決まりはあるのですがね。
症例や状況、施設や先生の考え方によって異なると思ってくれれば大丈夫です。
今日はそのカテーテルについてですが
電極がついてて曲がったりする棒ですね
大きく分けると図のようにストレートタイプとリングのタイプ、特殊な形に分けられます。
ストレートなタイプは電極の数、片方曲がりか両方曲がりか、曲がる角度による違い、その他特殊な用途があります。
ストレートなものはピンポイントで見たい部分に当てたり、心臓内壁に沿わせたりして置いてます。リングタイプは主に肺静脈や上大静脈などの隔離術に使われます。
下図の特殊な形状のカテーテルはどれも心臓内の不整脈の回路を正確に・詳細に見る為の複数の電極がついた、多極カテーテルです。
あとは焼灼用のカテーテルとか、心臓内で除細動ができるものや、3DMapping装置に映るか映らないカテかとか、角度を手元のハンドルで自由に曲げられるシースなんかもあったりします。臨床で見かけると思いますし、図の作成が大変なので許して下さい・・・
沢山の種類があるのですね
なぜそのカテーテルがその電極数で、電極の間の距離が決まっていて、とか形状とか色々と理由があるので徐々に深めましょう
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