オペ室で、0点取りましたなんて・・・堂々と恥ずかしい事言ってる人がいました
それは、圧力のゼロ点校正ですね
なんで0点とるのかもわからないのでお願いします
まず、血圧は心臓から拍出される血液の力です。
心臓に管を刺したら、そこから血液が吹き出ますよね
嫌な想像ですね・・・
その管を下図のように上に管を伸ばした時に見たり、下に管を伸ばしたりしてみてみます。
図では表現できていないのですが、チューブの長さや太さは同じとします
血液の出てくる力、血圧をどの高さで見るかという事ですね
どこで見るかによって血圧は変わります。圧力Aを基準とすると、圧力Bは低く(弱く)見えて、圧力Cは高く(強く)見えることになります。これは下図の青矢印の様に重力の影響が加わるからです。
圧力Bは重力に反して昇る分低く見え、圧力Cは重力が加わる分より強くなるのですね。
純粋な血圧を見る為には、これら高さの影響を排除した圧力Aをみなければなりません。
測定圧=純粋な血圧 と 高さの影響
測定圧=純粋な血圧 となるようにしなければ意味がないので、高さを心臓と同じ高さにしてゼロ点をとる。
ゼロ点というのは、この場所が 高さ影響の圧力0mmHg ですよの基準となります。
圧力Bの高さを基準(ゼロ点)に間違えたらどうなるのですか?
圧力Bの高さを基準とすると、測定圧は純粋な血圧となります。
でも、これ分かると思いますが純粋な血圧よりも本当は高さのぶん低いですよね
ですが純粋な血圧がそもそもわからないので、騙されてしまいます。なので、NIBP(非観血血圧)などと比較する必要があります。
じゃあ、圧力Bの高さを基準にして、その後に高さを圧力Aの高さに戻したらどうなるのですか?
高さの基準はBの場所にして、測定する場所はAの高さにするという事ですね。
下図の様に、AではBから下げた分落差がかかるので圧は上がりますね。
Bの高さにあった時はただでさえ低く見えていたので、Aの高さにした時の圧の変動は大きく見えてしまいますね。
測定する場所、0の基準、本来の心臓の位置の3つで考えないといけないんですね
まずは心臓の高さに0点を合わせるというのが前提とする必要がありますね。
基準がずれているかは、なかなか気づかないのでたまにレーザーポインターで確認するのがベストですね。
さて・・・こんな感じであってますかね。
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