心内心電図② -計測単位-

不整脈アブレーション
とり
とり

なんだか変なタイトルですね。心内電位を測定する時の単位ですか?

枯木
枯木

そうです。心内電位を見る時に扱われる単位は大きく2つです。

msec(ミリセカンド、ミリセック)

mV(ミリボルト)

とり
とり

mVは電圧ですね!もう一つは…

枯木
枯木

mVは電位の大きさ・強さを表します。縦軸が電位ですね!

大事な要素ですが、特殊な装置を除きほとんど測定はしないです。

なので、今日はmsecを中心にやっていきます。

とり
とり

…ミリセックでしたっけ

枯木
枯木

mは10の−3。secはsecondで秒ですね。略してmsです。

例えば35msや100msなどを秒にすると、0.035秒や0.1秒となります。

とり
とり

横軸が時間なんですね。

枯木
枯木

症例中にmsだから⚪︎⚪︎秒などは考えていなくて、そのままのmsで慣れると良いです。

測定する時は、体表面心電図の様に何mmだからこれを時間に計測すると…

という事が必要なく、そのままラボの画面上で測定する事ができます。

とり
とり

計算なくてよかった。

枯木
枯木

図の矢印ように、棒線が出るんだけど、これを2つ立てるとその間の時間が出てきます。

この線をキャリパーと呼びます。

とり
とり

計測したいところでひとつ立てて、もう一つも立てると

この438msという様な間の時間が出るのですね!

枯木
枯木

そうです。あとは間の時間を測るのでなく、どこが一番早く電位が計測できているかなどを比較する場合もキャリパーを立てて、その線で比較します!

下図の場合は左の1本目のキャリパーでピンクと黄色の電位を比較しています。右側のキャリパーとmsの値は無視で大丈夫です。そもそも何の電位もないところに立っているしね

とり
とり

ややこしいです。どちらを測ってるのか混乱しそうですが・・・

枯木
枯木

最初は戸惑うかもしれませんが、なんの為にキャリパーを出しているのかが分かるとそういう勘違いは減るかもしれません。人によって2本目のキャリパーで電位の早期性を比較する場合もあるので、必ず前の1本目のキャリパーを追えというわけでもないです。

とり
とり

え・・・(モヤモヤ)

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