枯木
心電図ってわかりますか?
とり
ピコンピコンのやつですね
枯木
そうです。体に貼った電極から、PQRST(U)からなる心臓の電気的な活動を見るあれです。
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今回は心内心電図についてやります。
とり
心内の心電図ですか?刺激伝導系の心電図?
枯木
そんな感じです。心臓の中に電極を入れて電気的活動を見ます。
体表面の心電図は心臓の状態を外から見ますが、心臓自体の不整脈を治療をする不整脈の焼灼術やペースメーカなどでは心内心電図を見ます。
とり
情報量…
枯木
順番に見ていきましょう。先ずは記録速度ですね
紙送り速度やペーパースピードと言って、体表面心電図では25mm/秒ですね。
とり
あ、嫌いです!
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枯木
私もです・・・心内心電図を見る世界ではこの速度が100mm/秒になります。
つまり1秒を100mmで表すので25mmの4倍拡大されるイメージです。
とり
どうしてそんなに大きくするんですか?
枯木
例えば、左図のような電位が正常に流れているのか
電気の流れるまでの時間に問題がないか測るとします。
右図は25mm/秒のイメージですが、細かすぎてしっかり測れません。
とり
とても細かい電位を見たり測ったりするからなんですね
枯木
200mm/秒にしたりする場合もありますよ!一見すると縦に同一に並ぶ電位でも、この電位の中で一番早いところはどこなのかを探したりもします。早い不整脈が起きたらペーパースピードはより重要ですね。
とり
よくわかりました!でも心内心電図の情報量多すぎて…
枯木
次は扱われる計測単位についてやっていきます
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